COLUMN

Story

日本で作るからこそ実現する製品のクオリティと
おもてなしの心。
日本の匠たちが考える“ものづくり”を
YUAMIスタッフによる取材記として
不定期でお届けします。

日本の匠たちの手仕事
 だから実現できる高品質

YUAMIをつくる匠たちを巡る取材記

vol.02生地生産工場

試行錯誤を厭わない
期待に応える姿勢

生地の秘密を求めて江南市へ

YUAMIをつくる匠たちを巡る取材記。今回は、YUAMIの生地生産を担当している株式会社シキボウ江南を訪ねました。
株式会社シキボウ江南は愛知県江南市にあり、1957年に敷島紡績株式会社江南工場として起工した歴史ある生地工場です。日本製のモノづくりにおける品質を限りなく追求し、織物の製造加工、加工糸の製造、各種繊維製品の研究開発など幅広く対応しています。今回は、YUAMI取材班が生地の秘密を求め、江南市の工場にお伺いしました。

柔らかさと艶やかさ

YUAMI製品の特徴として「生地の柔らかさ」「色の良さ」を好んでくださるお客様は多いですが、その生地を製造しているのが株式会社シキボウ江南。YUAMIにとって、いわば「YUAMIの核を作っている」工場であると言えます。
そんな株式会社シキボウ江南の担当者 渡邊さん、内藤さんと、シキボウ株式会社の桂さんにお話をお伺いしました。 ーYUAMIの「生地の柔らかさ」はどのように生まれたのでしょうか。 桂さん)まず最初の生地提案を行った際、柔らかさに重点を置き提案させていただきました。お客様はどんな生地が好きなのか、お客様の寝室にどの生地がマッチするのか、YUAMI担当者はたくさん吟味していたと思います。その中で採用されたのが、スレッドカウント230*の生地です。この生地は、ひとつひとつインドで手摘みされた綿花を素材とするコットン100%の素材で、極細の生糸を織り上げて作られます。
* 生地1インチあたりに使われる縦糸と横糸の本数の合計。 生地の織密度を表します。 ーコットン100%でありながらシルクのような光沢があることが特徴ですが、どのような加工を施されているのでしょうか。 渡邊さん)それは"シルケット加工"によるものです。生地の形態を安定させ、同時に光沢を出す加工のことなのですが、この光沢感が、YUAMIの高級感を生み出していると思います。生地加工の次は染色に移りますが、下準備として、生地の毛焼きを行ったり、糊抜き、油抜きなども行なっています。たくさんの工程を踏み、YUAMIの綺麗な色を出せるよう下準備をすることも欠かせません。

色彩への試行錯誤

YUAMIの寝具カラーは、既存の寝具と異なり、日本の豊かな自然風景を思い起こさせる絶妙な色彩を誇っています。 「ーYUAMIの色を作るのはとても難しいです。」 色彩設計担当の内藤さんが語ったのは、YUAMIの色出しの難しさでした。
内藤さん)弊社の寝装品の取り扱いは他にもありますが、YUAMIの寝具カラーは通常にはない色だったので、最初に色出しするのはとても難しかったです。
桂さん)YUAMIから指定された色は、ただのカラーでなく日本の情景を思い起こさせるニュアンスカラー。当時かなり多くの水準で色出しして、何度も修正しました。 期限を設けず、納得できるまで時間をかけて色出しさせてもらったので、現在のYUAMIの色彩を作り上げることができたと思います。  ー絶妙な色彩を生み出すことに、どのような工夫が必要なのでしょうか。 渡邊さん)調合を組むときは中間色を使っています。青でなくグレー、黄色でなくオレンジというように、3原色のトライアングルを小さくして、再現性を良くするのです。  ー製品として、継続して同じ色を再現し続けることも難しいと思います。 渡邊さん)生産の際は、色チェックを行う関所を製造ラインの各所に設けています。また通常、最終の色チェックは1社で行うものですが、YUAMIの場合は、弊社と御社に加えて縫製工場でもチェックいただき、合計3社でチェックしています。3地点でチェックしているのは他にないところだと思いますし、YUAMIならでは色に対するこだわりだと感じています。

YUAMIと共鳴した想い

ーYUAMIは、工場側からすると請け負うには手のかかるブランドだと思います。 桂さん)以前、製品のクオリティチェックのためにYUAMI担当者に来訪してもらった際、色について細かい改善要望をいただいたことがあります。改善点はもちろんのこと、改めてブランドや色への想いを語ってもらったことで「このブランドは寝装品としてでなく、アパレル目線で作らなければならないのだ」と決意しました。工場としても改めてYUAMIに協力し、良い製品を作っていきたいと思った出来事でした。
内藤さん)それからは、色の微妙な表現を繊細に再現するために、現場では管理色名もYUAMIの和名に則っています。ピンクでなく「珊瑚」、黄色でなく「芥子」、緑でなく「苔」。 そうすることで、その先で手に取ってくださるお客様のことを思い浮かべて色出しすることができています。 
渡邊さん)YUAMIの製品に対する思いをすごく感じていますし、弊社も自分たちのブランドのように想って製造しています。 

今回の取材先

生地生産工場
株式会社シキボウ江南

株式会社シキボウ江南は愛知県江南市にあり、1957年に敷島紡績株式会社江南工場として起工した歴史ある生地生産工場です。日本製のモノづくりにおける品質を限りなく追求し、織物の製造加工、加工糸の製造、各種繊維製品の研究開発など幅広く対応しています。
(写真左から、㈱シキボウ江南 霜田部長、東郷社長、内藤さん、渡邊さん、シキボウ㈱ 桂さん)

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